藤枝市(静岡) 沢口山(1425.2m)、天水(1521m)、板取山(1513.3m) 2018年2月11日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:42 寸又峡温泉駐車場−−6:51 猿並平コース登山口−−7:25 送電鉄塔(標高720m)−−7:49 盤台跡展望所(標高890m)−−8:56 富士見平(標高1270m)−−9:11 大ミズナラ(標高1320m)−−9:27 山犬段方面分岐−−9:28 沢口山 9:54−−10:04 横沢の頭(標高1290m鞍部)−−10:59 うつなし峠−−11:26 天水 11:49−−12:26 板取山 12:46−−13:27 天水−−13:36 うつなし峠−−14:25 横沢の頭−−14:29 休憩 14:40−−14:58 山犬段方面分岐−−15:03 大ミズナラ−−15:13 富士見平−−15:17 赤ヤシオツツジ群生地(標高1200m)−−15:23 木馬の段(標高1160m)−−15:31 展望所(標高1070m)−−15:41 ヤマイワカガミ群生地(標高940m)−−15:48 TVアンテナ(標高810m)−−16:03 日向山コース登山口−−16:12 寸又峡温泉駐車場

場所静岡県榛原郡川根本町
年月日2018年2月11日 日帰り
天候
山行種類一般登山+雪山
交通手段マイカー
駐車場寸又峡温泉に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望沢口山:北側の展望あり  天水:展望良好  板取山:北側に少しだけ展望あり
GPSトラックログ
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コメント当初は榛原林道か横沢川沿いの林道経由で登る計画だったが、どちらの林道も崩壊して通行止めだったため寸又峡温泉経由で往復。前日の雨が山の上では雪となりワカンが無かったら板取山まで届かなかっただろう。幕営装備で先行する単独男性のおかげで天水の登り初めまではラッセルから解放されて助かった


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当初計画していた榛原林道、横沢川沿いの
林道とも通行止めだったので寸又峡経由に変更
寸又峡温泉駐車場
沢口山猿並平コース案内 猿並平コース登山口。始点は廃林道
ここで廃林道を離れて登り始める 送電線巡視路を兼ねているようだ
ここで右に曲がる 標高720mで送電鉄塔を通過
標高890mで盤台跡展望所。でも今は展望無し 標高1030m付近。雪が目立ち始める
1270m肩が富士見平。ここで日向山コースが合流し
12本爪アイゼンの新しいトレースあり
2つの1330m峰間鞍部の大ミズナラ

大ミズナラ。確かにでかい 標高1370m付近
山頂直下で山犬段方面分岐登場 山犬段方面分岐から沢口山山頂方向を見る
沢口山山頂。単独男性と入れ替わりだった 東屋あり
沢口山からは北側のみ展望あり
板取山へ向かう。男性のトレースもそちらへ 標高1290m鞍部から西を見ている
標高1290m鞍部の標識 1250m鞍部でワカン装着。先行者のトレースも
ワカンにスイッチしていた
先行する男性のワカン+アイゼン跡 標高1280m付近
地形図より高い場所に看板あり
でも分岐する道は無いようだ
1500m肩で榛原林道方面分岐あり
天水(1521m峰)山頂
天水から見た南ア深南部(クリックで拡大)
天水から見た上河内岳〜光岳方面
天水から板取山へ向かう 奥のピークが板取山
1420m鞍部から西を見ている 1420m鞍部の西側は少しの間だけ無雪
標高1490m付近 板取山山頂
山頂からの展望は少ししかない 三角点は頭が出ていた
天水へ戻る 男性がワカンへ履き替えた場所
標高1290m鞍部の立派な杉 杉の根本には割れた陶器。お社の跡か?
鞍部で軽アイゼンにスイッチ 沢口山山頂に立ち寄らず寸又峡温泉へ下山
帰りは富士見平から日向山コースへ 標高1200m付近は赤ヤシオツツジ群生地
木馬の段(標高1160m) 展望所(標高1070m)
展望所からの展望はこれしかない 標高1050m付近。ほぼ雪が消える
ヤマイワカガミ群生地(標高940m) TVアンテナ(標高810m)
標高750mで尾根を外れ東斜面を下り始める 日向山コース登山口に到着

日向山コース登山口 日向山コース案内図
3連休中日で寸又峡温泉は賑わっていた 駐車場はそこそこの入り方


・静岡県内で地形図記載の山は残り少ないが板取山はその1山。沢口山はずいぶん前に登っているが板取山まで足を延ばしていなかった。
・登山道は山犬段と寸又峡温泉から延びているが、この時期は山犬段に続く林道は冬季通行止めなので選択肢から除外。
・残る寸又峡温泉経由でもいいのだが、地形図を見ると南側の榛原川と横沢川沿いの林道を利用すれば天水につながる尾根に取り付くことが可能で労力が削減できると考えた。ネット検索の結果ではどちらの林道からも主稜線に出た記録が発見できた。
・標高差の点では横沢川沿いの林道が有利。ただしどこまで普通車で入れるのか不明なので現地に行って決定することにした。
・国道362号線から県道77号線るより手前でカーナビの間違った誘導で榛原川沿いの林道入口に来たが入口から3.2km付近で崩壊のため通行止めとの看板あり。たぶん328m標高点手前の急斜面だろう。
・次に横沢川沿いの林道に入ったが入口から1.6km付近で斜面崩壊で車は通行不能。悩んだが寸又峡温泉から登ることに決定。
・寸又峡温泉から沢口山へ登るルートは2本あるが、以前は西側の日向山コースで往復したので今回は東側の猿並平ルートで登り、帰りは日向山コースとした。
・前夜に雨が降り山の上は新雪が予想されたためワカンを持つことにした。ついでに軽アイゼンも。まだ腰痛が完治していなので軽量化したいところだが仕方ない。まだ谷間の駐車場にいるにも関わらず時々車が揺さぶられるほどの強風が。稜線上はどれだけ風が吹いているやら。
・両登山ルートとも案内標識があるので迷わないだろう。猿並平コースの雪の上には古い足跡が1人分あるだけだった。登山口で雪が残っているのだから山頂ではどれほどの積雪だろうか?
・まずは廃林道で水平移動。尾根に乗るより手前で標識に導かれて植林斜面を上がっていく。送電線巡視路兼用。
・標高720mで送電鉄塔を通過。ここだけ展望が開ける。
・標高890mで盤台跡展望地の標識あり。しかしほぼ展望無し。昔は植林が成長前で展望があったのかもしれない。
・標高1000mを越えると雪が出てくるようになり1050mを越えると雪がほぼ連続するようになる。ただし積雪は少なく問題なし。
・標高1200m付近で樹林が開けて展望が開ける。
・標高1270m肩で日向山コースが合流、足跡が増えるが本日付いたばかりの12本爪アイゼンの足跡が登場。
・1340m峰西側鞍部に鹿のヌタ場の標識があり、そのすぐ近くに大木あり。標識によるとミズナラとのこと。
・山頂直下で山犬段方面分岐あり。アイゼンの足跡はそちらへは付いておらず沢口山山頂に本人(単独男性)がいた。私と入れ違いで出発していった。
・沢口山には小さな東屋あり。北に展望が開け、前黒法師岳から朝日岳、大無間山などが見えていた。
・久しぶりのまともな登山&積雪で少々疲れたので山頂で休憩。日差しはあるが風が強く気温は-2℃程度。
・休憩後、板取山へ向かう。足跡はもう期待できないと思っていたがアイゼンの主はなんと寸又峡温泉への下山ではなく西へ向かっていた。ラッキー!
・標高1290m鞍部には「横沢の頭」の標識があった。通常「**の頭」とはピーク名だが珍しいパターン。鞍部には大きな杉の木立っていて根本には割れた陶器あり。昔はお社があったのかもしれない。鞍部付近は特に風が強かった。
・1324m峰より先では徐々に積雪量が増えて歩きにくくなってきた。先行者の足跡は平坦な1250m鞍部でワカン+アイゼンに切り替わり、100mくらい先にその姿が見えた。さすがにこのラッセル状態では後発の私の方が早いはずだ。私もワカンを装着し出発。
・私がワカン装着している間に先行者との差が開いてしばらく追いつかなかったが傾斜が出てくると先行者のスピードが落ちてやっと追いつきラッセル交代。ここまで楽をさせてもらったのでこの先は板取山まで私が頑張るつもり。
・積雪はコンスタントに10〜20cm程度だが湿って重い新雪で足が重い。先週のオコウ山の軽い雪とは大違い。ワカンが無かったら途中で挫折だったろう。
・うつなし峠の看板は尾根の途中の半端な場所に立っていた。地形図ではここから南尾根に道があるように描かれているが、現場にはそのような案内標識は無かった。南尾根への道は現場の標識によると1510m肩から分岐していた。
・登りきると急に北側斜面の樹林が開けて頭上が明るくなる。ここが天水山頂で北側に大展望が広がる。真っ白なのは光岳、上河内岳、聖岳だが時々雲から顔を出す程度。山頂はなぜか風がほとんどなく休憩に最適だった。雪が20cmくらい積もった積もったベンチで休憩。追い越した男性がやってきてしばし歓談後に共に西へと出発。男性は幕営装備で大間川源流部1周!とのこと。この時期によくやるなぁ。彼は先がまだ長いので私が先行してラッセルを担当。
・私の方は板取山から寸又峡温泉へとんぼ返りだが、時間的にかなり遅くなりそうでのんびりできない。
・天水からの下りは傾斜が急で尾根が細いところもあり夏道が南側を迂回する箇所ありだが、ワカンで積雪の斜面トラバースは歩きにくい。南斜面側に入ると強く冷たい北寄りの風が遮られて温かい。1420m鞍部西側では雪が消えて土の上を歩けたが、鞍部ではかなりの強風だった。
・できるだけ積雪が少ない場所を選びつつ登っていき、平坦で広い板取山山頂に到着。天水と違ってこちらは展望無し。三角点は雪面から出ていた。水面斜面に逃げて風をよけながら休憩、昼飯を食った。山頂部の積雪量は10〜20cm程度。日差しがあるが雪はほとんど解けていない。気温は-2℃くらい。
・単独男性は幕営装備で荷物が重い影響か、かなり遅れていた。ただしテントなので適当な場所で幕営可能だから時間はあまり気にしなくていいだろうが、こちらはこれから寸又峡温泉まで戻らなければならない。往路で板取山まで休憩時間を含めて約6時間かかっているが、板取山〜沢口山間は水平移動に近いので帰りの所要時間は往路と大差ないだろう。沢口山から先は下り一辺倒なので往路の約3時間の半分以下で下れるだろうが合計で4〜5時間はかかりそうだ。どうにか暗くなる前には下れるだろうが、早い時刻に下れそうにはない。
・男性が板取山に到着したところで私は出発。帰りは2人分のトレースがあるのでラッセルは格段に楽になった。
・天水を越えて沢口山手前の1290m鞍部で休憩。久しぶりの長時間山行+重い雪のラッセルで結構疲れたが、これが最後の登り。この先はワカンが無くても問題ないのでワカンを外したが、日中なのに紐が針金のようにカチカチに凍っていた。
・出発前に6本爪系アイゼンを装着。歩き始めたがワカンと比較して格段に足が軽くなった。すり減った靴底にこの状況(部分的に凍結あり)で軽アイゼンは最適だった。
・沢口山手前の分岐点に到達する直前で北にトラバースして寸又峡方面の登山道に合流。1人分の往復した新しい足跡が増えていた。本日の沢口山の登山者は3人だったようだ。
・帰りは日向山コースを選択。幕営男性と後から沢口山を往復した足跡はこちらから登ってきていた。北斜面なので積雪が増えてワカンが必要な状況が登場するか心配していたが、そこまでの雪は無かった。
・標高1200m付近で赤ヤシオツツジ群生地の看板が登場。標高1160m付近には「木馬の段」の標識。標高1070m付近では展望所の標識があったが、僅かに樹林が切れた方向があるだけで展望がいいとはいいがたい場所だった。
・標高1000m以下はほとんど雪は消えたので軽アイゼンを外した。ワカンを外した時よりも足の軽量感は感じられなかった。軽アイゼンだから軽いからなぁ。まだ時々凍結箇所があり(踏まれた古い雪)、わざとトレースを外して歩いたりした。
・標高940m付近では「ヤマイワカガミ群生地」の標識あり。標識の根本には葉っぱが縮こまったイワカガミが群生していた。
・標高810m付近では地デジ用TVアンテナが立っていた。今までの経験ではアナログTV時代の今は使われていない古いTVアンテナがほとんどだったが、ここのアンテナは明らかに現役だった。
・標高750mで尾根を離れて植林された東斜面を下っていく。最後は寸又峡温泉街の端に出た。前回はここから登ったはずだが全く記憶なし。駐車場から登山口までは要所に案内標識が出ているので迷うことは無いだろう。
・3連休の中日とあって温泉街は観光客で賑わっていた。でも温泉街入口の駐車場はまだまだ空きが多かった。駐車場に到着してもワカンの紐は凍り付いたままだった。

 

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